時計台メンタルクリニック
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札幌市内・近郊にお住まいでうつ病やパニック障害でお困りの方ご相談下さい

適応障害、自律神経失調症の診療も行なっております

札幌にある当院、時計台メンタルクリニックのQ&Aページです。
うつ病やパニック障害の特徴、治療法など皆様からご質問頂くことが多い内容を
まとめさせて頂きました。うつ病やパニック障害は一人で悩まず正しい治療を受ける事がとても重要です。

 
 
1   認知行動療法とはどのような治療法ですか?
1   学習理論に基づき、不適応的な習慣行動を減らし、適応的な習慣行動を増やす心理療法です。イメージとしては、トレーニングとか習い事に似ています。
   
2   学習理論とは何ですか?
2   学習理論でいうところの「学習」は、いわゆる「勉強」とはちょっと意味が違って、動物や人の習慣行動が経験や訓練によって変容する過程のことです。学習理論というのは、そのメカニズムに関する学問です。
     
3   認知行動療法とか学習理論について、
もう少しわかりやすく説明してください。
A 3   ことわざや故事成句を使って説明してみます。     
     
       
Q 4   認知行動療法の治療の実際はどのようなものですか?
A 4   本ホームページのコンテンツ「講演・報道資料」をご覧ください。
     
       
Q 1   不安やうつと栄養はどのような関係があるのですか?
A 1   「疲れやすい」「元気がでない」「イライラする」といった訴えで受診される方のなかで、私がしばしば遭遇する3つの疾患について説明したいと思います。
       まず、今、挙げた症状は、「日本内科学会雑誌 2010年6月号:鉄欠乏-日本の現状と病態」に掲載されている「非貧血性鉄欠乏症」の症状です。「鉄欠乏性貧血」の一歩手前とお考えください。鉄は、赤血球の材料になるだけではなく、全身の細胞のエネルギー代謝の触媒のような働きをします。主に肝臓で蓄えています。いわば鉄の貯金ですが、この貯金が枯渇すると貧血が起こり、そこまで至らなくてもほとんど底をつきかけた状態、これを「非貧血性鉄欠乏症」とか「潜在性鉄欠乏症」というのです。貯蔵鉄の量は、「フェリチン」という蛋白質の血中濃度を測ることで推定できます。
       鉄不足は、月経のある女性に多くみられますが、「亜鉛欠乏症」は、老若男女を問わず、食欲不振、味覚障害、皮膚障害などの要因として最近注目されている病態です。肉類などの摂取不足や薬剤による吸収障害などが原因として挙げられます。うつ病に似た症状を呈することもあります。
     

 3つ目は「低血糖」です。これは、脳へのブドウ糖供給不足による機能低下(注意力低下,眠気,倦怠感,めまい,頭痛など)と,これに対抗する自律神経反応(発汗,ふるえ,動悸,不安,いらいら感)が生じます。まず、糖尿病のなりかけや初期に、血糖値が大きく変動し、低血糖症状がみられることがあります。糖尿病でなくとも、若くて痩せた方などで、体質的に糖質(炭水化物)を過剰に摂取すると、低血糖を起こすケース(機能性食後低血糖症)もあります。

詳しくはこちら
       
Q 2   鉄と精神症状について、もう少し詳しく説明してください。
A 2   詳しくはこちら
       
Q 3   低血糖症検査(経口負荷試験)とはどのようなものですか?
A 3    低血糖にはいろいろなパターンがありますが、75gのブドウ糖液(サイダーのようなものです)を服用していただき、糖質摂取後に引き続く低血糖の起こしやすさを調べることができます。本来この検査は糖尿病を早期に発見するための検査で、境界型や初期の糖尿病でも食後低血糖を起こすことがあります。
 糖尿病とすでにわかっている方には禁忌となっています。また、日常の食生活や、他の検査所見を参考にする必要もあります。
       
Q 4   低血糖症について、もう少し詳しく説明してください。
A 4   本ホームページのコンテンツ「講演・報道資料」をご覧ください。
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Q 1   パニック(恐慌性)障害とはどんな病気ですか?
A 1    一般的には、動悸、窒息感、過呼吸、発汗、めまい、吐き気などのパニック(不安)
発作の反復と、「また発作が起こるのではないか」という予期不安を主症状とし、
しばしば恐怖症状(外出恐怖、乗物恐怖、混雑恐怖等)を伴う疾患を「パニック障害」といいます。
 本来、不安・恐怖というメカニズムは動物が生きていく上で必要なアラーム機能ですが、
文明社会に生きるヒトにとって、あまりにビクビクしながら生活するというのは、
愉快なことではありません。パニック障害は、生体のアラーム機能の不具合(過敏)と説明することができます。
       
Q 2   パニック障害の治療はどうすればよいのですか?
A 2

 

   治療の基本は3つあると思います。
 第1に、不安・恐怖反応を弱め、パニック発作を起きにくくすること。お薬を用いることもありますし、
自律訓練などのリラクゼーション技法のトレーニングもあります。過労や過重労働の是正といった環境調整も重要です。
また、貧血(鉄欠乏)や血糖値の乱高下を改善し自律神経を安定させるアプローチも考えられます。
カフェインなどの刺激物はなるべく避けるべきでしょう。
 第2は、パニック発作が起きてしまったときの対処法を身につけること。不安・恐怖は通常、一過性のものですから、「やり過ごす」スキルを身につけるトレーニングをします。発作が起きても、その場所や状況から逃走しないことが重要です。
 第3は、随伴症状としての各種恐怖症(外出恐怖、乗物恐怖等)の治療です。これは「脱感作」といって、一言で申せば、「慣れる」トレーニングをしていきます。
以上の3つを効果的に組み合わせていくことがパニック障害の治療の基本になると思います。
お気づきかと思いますが、キーワードは「トレーニング」です。「対症療法」だけでは、パニック障害から
「卒業できない」というのが認知行動療法の立場です。
Q 1   心拍変動解析とはどのようなものですか?
A 1    心拍数を測定し、コンピュータにより心拍変動の周波数を解析するものです。これにより、自律神経を構成する交感神経及び副交感神経の活動度やバランスを調べることができます。心拍数は全く同じよりも、多少ゆらぎがあるほうが健康度が高いとされています。なお、明らかな不整脈がある場合は、判定不能となります。また、幅広い自律神経の働きを心拍数という一臓器の動きを通じて調べる検査ですから、おのずから限界もあります。
       
       
       
 
 
 
 
 
 
                 
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